2006年09月20日

三鷹光器は世界の企業へ



icon11中村 勝重社長とともに

9月15日に三鷹の小さな巨人「株式会社三鷹光器」の新社屋の完成祝賀会が開催されました。
会場には、国内の光学機器メーカー関係者だけでなく、ドイツ、アメリカの医療用顕微鏡メーカーのCEOがこのために来日されています。複数の方々より、祝辞が披露されましたが、「三鷹光器と一緒に仕事をすることは、私たちの誇りです」という言葉が入っていました。
会場にいた私も、本当に同じ気持ちでした。嬉しさがこみ上げてきました。

三鷹光器は、もともと三鷹天文台に勤めていた現会長(78歳)が、天文台に必要な機器の製造を
行うために設立した会社で、会長をはじめとして兄弟(男3人、女1人)が中心となっている会社です。
最初は望遠鏡を製造していましたが、宇宙工学にヒントを得て、現在では、非接触三次元測定器、脳外科用顕微鏡、高解像度立体視顕微鏡など医療用具へ主力が移ってきました。
どの製品も、中村勝重社長の「独自な発想」と精密で高度な技術に裏打ちされた製品であり、ドイツのライカとも製品のOEMを行っています。
この小さな会社に今年の四月には、天皇陛下が行幸されるなど、今では世界的なオンリーワンの企業となってきました。
ここ数年は、業績の伸びとともに工場の拡張が必要でしたが、住宅用地の中で建替えもできないでいました。三鷹市では特別用途地域指定を行い、市内の一定地域に住宅用地であっても工場の建設を可能としてきました。
こうした地域あげてのものづくりの存続支援を得て、三鷹光器の新社屋が完成しました。
これまでに10年の歳月がかかりましたが、住宅都市でのものづくりができることを三鷹市は証明したことになります。  


Posted by 関幸子 at 02:00Comments(0)ベンチャー

2006年08月17日

創業・ベンチャー国民フォーラム



創業・ベンチャー国民フォーラム」を皆様知っているでしょうか。これは日本の国を挙げて、創業の動きを創っていこうとするキャンペーンです。中小企業庁が主催していて、日本の活力を生み出す源は、企業を生み出す多くの起業家を輩出することであるため、その創業を地域から生み出していくたしくみづくりに取り組んでいます。
毎年、2月には、JAPAN VENTURE AWARDS の賞を 企業の社長と(起業家部門)とその方を支援する方(起業支援家部門)に分けて、経済大臣賞を授与しています。
私も数年前からこのフォーラムの幹事をさせていただいていますが、日本には本当に様々な事業を立ち上げた社長がいることに驚いています。20代の方から70代の社長さんもいますが、一応にその顔は輝き、一生懸命さが伝わってきます。そしてベンチャー魂は素晴らしいものがあります。最近では60歳の定年後に起業される方も多くなっています。このフォーラムでは、起業家をセミナーにお呼びして起業のきっかけや事業のこと経営のノウハウなどをお話いただく場として「イブニング フォーラム」なども開催しています。
この創業・ベンチャー国民フォーラムの動きにご注目ください。
http://www.j-venture.info/index.html  


Posted by 関幸子 at 01:24Comments(0)ベンチャー